翌日、すぐると美穂がやってきた。

俺と葵はマンションの下で待つ。

「葵、最近、ゆなねぇもゆまねぇも姿みねぇな…」

「うん。どうしてるんだろうね。お兄ちゃん」

少し先にあるマンションに目を向ける。

その手前からすぐると美穂を捕らえた。