「ありがとう…竜さん」

「あぁ」

美穂の肩を抱き、教室をあとにした。

メルセデスに乗せてもらい病院に向かった。

美穂はずっと泣いている。

『だから、あの時、彼女、あかりはあんな事言って、泣いたんだ…』と呟いた。