美桜との2度目の再会は
案外早かった



俺はその日、たまたま
補習で残っていた

たまたま…いや当然だな

いつものように補習を受けて帰る途中、生徒会室がまだ電気が付いていた


「うわぁ…生徒会遅くまで大変だなぁ…」



頑張って下さい

そう心で呟きながら
横切ろうとした


横切るつもりだったのに
ふと足が止まった


え…?あれって…


田中 美桜だ…
また会えた…


俺は自然と顔が緩んだのがわかった


そうか、生徒会なんだ
てか、もぅ外とかめっちゃ暗いのにまだ、残るつもりか?


時計はもう19時になろうとしていた