俺は顔が暑くなっていた
ああああ…
もう、耐えらんねぇ!

「違う!別に心配とかでなく!夜は危ないし俺が帰り怖いだけで!だから…」

「え…?間宮くん夜怖いの?」

「そう!俺が夜怖くて…」
ん?誰が怖いって…?
違う違う違う!
何を言ってんだよ!
俺じゃねぇよ!

頭の中で何かが崩れた
だめだこりゃ…

俺は完全にテンパってしまっていた…
これは友達になるとか夢のまた夢かな…

一人で落ち込んでいると、目の前で美桜が笑っていた

「ぶっ」

「え…いや、あの…」
わ…笑われてる!?

「あははははっ」

「な…なに?田中さんどうしたの?」

「ごめん、笑うつもりじゃなかったんだけど…」

「だけど…?」

「か…顔真っ赤だから…
ぷっ…あはははは」

「んな!?笑うなよ!」