その時、美桜がこっちに気づき見た…というかじっと見ていた
「…………。」
「…………。」
お互いに沈黙がはしる
俺は急に目があったので、びっくりして声すら出なかった
先に喋ったのは美桜だった
「あの〜…翔ならいないけど?」
「え…?あ、いや…」
「?あ、じゃあ生徒会になにか用事?」
「いや…なんもない!たまたま通っただけだから!」
「あ、そう?うわ…もぅ、こんな時間だ。間宮くんは部活だよね?遅くまでご苦労様です」
「あ、今日は補習でって…?え?名前知って…?」
「翔の友達でしょ?知ってるよ。間宮 春くん」
マジか!
え?これは…友達とかになれたりするかな?
自分の名前呼ばれるだけでテンションが上がるって…
初めてだな…
