彼女の名前は、シャルロット・ポヌフォワと言うらしい。
えらく長い名前で、覚えにくそうだ。
ぼーっと彼女の顔を見ていると、急に僕の名前が呼ばれた。
「よし。じゃあ、ポヌフォワはあそこの席に座れー。」
そう言って先生は、教室の端っこにある僕の席の隣を指差した。
僕が驚き戸惑っている間に、彼女はもう僕の隣の席に座っていた。
「よ、よろしく。」と言ってみたが、軽く会釈をされて会話は終了した。
これから仲良くやって行けるのか、僕はとても心配になった。