ソラ*深い深い、キミのイロ*


「ついてこーか?」

「いいよ。まだゴハン食べ終わってないじゃん、あんた。行ってくるね」



修子が置いていったコーヒー牛乳を一口啜る。

苦みと甘さが口いっぱいに広がった。


ポケットからipodを取りだし、電源を入れる。



「…あれ?」

カチ。カチカチ。何度やっても画面は真っ暗なまま。



「充電……」


はあ、とため息をついて、諦めてまどのそとをながめる