恋しすぎてツラい。

海に一人。たたずんでいた。

「先生っ!!」
あのときよりずっと大きな声で叫んだ。

先生はこちらに歩こうとしたが、私はそれをとめた。

「今から私がそっちに行きます!」
一歩一歩あるいて、たどりついた。

「先生。私、先生の過去を今歩いてきました。ツラいこと沢山ありましたよね。でもこれからは私がいます。未来は一人じゃなくて、二人でつくりましょう……っ。」

先生はおどろいた感じだったが、すぐに満面の笑みを浮かべて抱き締めてくれました。