夏休み。
早いな…。
私は皐月と海に行く予定を立てていた。
「ね、この日、オレら暇なんだけど、一緒にいい?」
話しかけてきたのはクラスでも人気がある、イケメン二人。架李くんと陸くん。
「え?マジでっ?いいよー♪大歓迎♪」
えっ。ちょ、皐月?!私は慌てた。でも皐月は余裕の顔つきで、人数は多いほうが楽しいよ!などと言って、私の話を聞こうとしない。
海水浴まであと二日。