「コイツは、ちょっと困ったかなー」 これじゃ、前が見えやしない。 ―――チーン 軽快な音と共に開いたドア。 「よいっしょ」 持ち直して、一歩踏み出したとたん‥‥ ―――ザザー 「うわぁ!」 「きゃっ」 倒れていく書類の向こう 『あぁ、人がいたのか‥‥やっちゃった』 秘書ライフが終わったと思った。