落雷に打たれたような気分だった。
悔しくてキッと睨みながら仕事を進めていく。
メガネをかけて仕事モードのスイッチに切り替える。
それを見た社長が『くま隠し?』と言ったのには、ガン無視した。
少しでも、早く、多く終わらせなければ!
あたしの頭はそのことで、いっぱいだった。
そして、ふとあたしは視線を感じた。
一旦手を止めて、振り返る。
「なんですか?」
社長がこちらを見ながら固まっていた。
「ん?なんでもないよー」
また、朝のようににっこり笑ってはんこを押していく。
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