「あった!あったよ!矢島君!!」 そういいながら、社長があたしに駆け寄ってきたのはお日様がお月様と入れ替わった時のことだ。 外を見ながら、遠い目をするあたしに。 「矢島君?見てみて!あったよ!」 もう聞きましたよ、ハイ。 「わーよかったですねー。」 「俺、そんなに見事な棒読み初めて聞いたよ。」 あたしも初めて言いましたよ。 「社長、時間と外のお月様見えます?」 「今日は満月かー!酒だっ!」 「時計の羅針盤目の中押し込みますよ?」