『そっか…』


「だからね?

ほんとはあたしが明日マウンドに立って新海をねじ伏せてやりたい位なの

あたしが打席に立って……」


『わかったから……


俺がおまえの分も打ってくるし新海を押さえてくるから』


「うん……


がんばってね?」


樹理はきっとやってくれる


あたしはそれをこの目で見なきゃ


樹理が野球しているところを


あたしが誰よりも応援しなきゃ