もしかしたらその現実を受け入れたくなくて野球から逃げていたのかも… 「ありがと あたしの分もがんばって」 「だから…… 俺におまえの小学校の時のバッティンググローブ貸して??」 いやいや… 入んないでしょ(笑) 「どうすんの??」 「ユニフォームのポケットにいれとく おまえの持ってたらなんかとんでもないパワーもらえそう」 バッティンググローブでもなんでもいいよ あたしの代わりに樹理のそばに 「わかった 試合の前に渡すから」 「これで俺は打てるな!!」