「…~で、……~だから……」 今は、学級活動の時間。 もちろん、 先生の話なんか上の空で…… 「…名前、なんていうんだろ……」 私の脳内は、 昨日のあの人でいっぱいだ。 ふと窓の外を見ると、 「あっ…!!」 「…ん?どうした?」 「いっ、いえ…なんでもないです」 二年生であろう人が体育をしている。 大きな声で、 "優斗"と呼ばれるあの人。 「ゆうと、せんぱい…」