「ひっつくな、暑苦しぃ。」

雪菜は机の上に置いてあったセンスをひらき
涼しそうに扇ぐ。



「ぅっ、ぅう。やっぱ雪菜冷たい。」



あたしはふてた顔で雪菜を睨む
睨んでも雪菜は涼しい顔してあたしを見る。










雪菜には勝てない。





ガラッ‼






「おっす~茉莉ちゃん今日も可愛い~な」


隣のクラスのチャラ男キング

河西 優也 ( yuuya kasai



一年生になって現在二年生この二年間ずっと
付きまとってくる男。




「河西ナイスタイミング~。」
雪菜が満面の笑みでチャラ男キングに言う


「なんでや?」

ハテナマークでいっぱいの河西。


「茉莉浮気されて落ち込んでるから
慰めてやってよ。」



えええええええええ‼ゆきなぁぁぁ‼