「!!
鬼神んん?!」


「ほら見ろぉぉ!!」


「まじか?!」


自慢気な景時。
驚愕の薫。

ギャーギャー騒ぎだした二人に苦笑した後、秋時は硬い表情で再び美しい鬼を見据えた。


「我らがオニを狩っておりますこと、鬼神様はお怒りなのでございましょうか?
それとも、単に贄をお求めでこちらに?」


「…」


「貴女様が手になさっている者はまだ若い…
制裁や贄ならば、私でご勘弁いただけませんで」


「硬い肉も老いた肉も、口に合わぬ。」