「なんの手掛かりもねぇンだろ?
闇雲に捜し回るより、絶対確実だって。
あんなでっかい銀色の流れ星、鬼神様しかあり得ねぇし。」


「そっか。
夜、飛んでくれりゃ一発じゃん。」


「見つけりゃ、追っかけてって捕獲完了!みたいな?」


「捕獲て。猛獣扱いは酷くね?
でも、さすが薫チャン。
頭イイ!!」


「だろ?
新月の日におまえが暴れてそこらのオニ狩りまくったから、最近仕事暇なんだよ。
毎晩、張り込めンぞ。」


「え… そーなの?
さすが俺。
用意がイイ!!」


「いやいや。
そこは反省しとけ。」


そんなこんなで、景時が帰った日から、屋上での夜の流れ星捜しは日課になっている。