きみのせなか。




でもいっかぁ..





どうせ今の時間は授業だろうし出ないよね。





留守電になるまでだけ甘えてもいいかな。





そんなことをぼんやり思っていたら





「もしもし?中原・・?」





うぁ!出たよ!どうしよぉっ・・





「っ・・・」





「どした?」





だめだぁ。やっぱりあたし石井の声聞いたら・・





「どした?ゆってみ?」





優しい声。2年前から変わってない・・・





「中原?ごめん、ちょっと待ってて!」


ツー、ツー、ツー..





って、切られた!?





って、そりゃそうか。




ずっとあたし黙ってたもんね。