ー春も見え隠れする3月ー


俺は、
 高校1年の冬が終わり
 もう2年生になろうとしている。





プルルル♪


家の電話が鳴っている時ー

親父が帰宅し、前より小言が増えてる。


「はい。岩田です。」


その声は、俺の初恋でもある
 あゆみちゃん。


「あ、俺」


高校は、離れ離れになってしまって
 近所ではあるけど見かけることもなく
 1年が経ち

それでも俺は
 あゆみちゃんを諦めていなかった。