次の日、朝一でケンから学校に呼び出された…

「お~っす!お前土日なにしてたんだ?」

「別に…普通の休日を過ごしたけど。」

「ウソつけ!お前女の子とデートしてたろ!調べはついてんだ!白状しろ!」

「朝からうるさいなぁ…そうだよ、彼女といたよ。」
仕方なく土日の事をケンに話した。

するとケンは

「なんだとぉ!?お前ってやつは!俺が土日せっせと動き回っていたなか彼女作ってイチャイチャしやがって!!」

と勝手に怒った。

「どうせ動いたっつってもナンパでもしてたんだろ?」

ボクはサラッと流した。

「違ぁう!初ライヴの日取りを決めてたんだよ!!」
「初ライヴの日取り!?お前学祭だけっつってたじゃねぇかよ!」

「いきなり学祭じゃあ恥かくべ?そこで…いまから一週間後ライヴをやることになりました!」

「はぁ!?一週間後ぉ!?お前間に合うわけねぇだろ!」
いつもケンの思い付きに振り回されてるボクでもこればかりはさすがに驚いた。
「大丈夫だって。小さいライヴハウスだし、俺らの他にも4バンド出るから!というわけで今から練習だから、よろぴく♪」

呆れてものも言えない状態だった。