ユメの通う女子校は進学校でもなく、かといってスポーツが強いわけでもない普通の高校である…
それなのにやたらと校則が厳しく、まるで『お嬢様養成学校』といった感じ。
家から近くなけりゃこんな高校には入りたくはなかったとユメはいつもぼやいていた。
教室に着くと、ちょうど朝のHRが始まるところだった。
「進路希望調査書をだしなさぁい!」
担任が吠えていた。
周りがみんな提出していく中、ユメは出さなかった。
なぜなら、進路なんて決まってなかった。やりたい事も特になかった。
成績は…悪くはない!かと言ってよくもない…以前、担任は
「頑張れば大学に行けない事もないな。」
などと無責任なことを言っていた…
「大学かぁ…」
正直、興味はなかった。
『大学の4年間でやりたい事を見つけるのもあり』
などと言う人もいるようだが、どうも共感できなかった。
そんな事よりも今、ユメはシュンを中心に廻っていた…
シュンとの出会いは昨年の春のライヴイベント。
友達に誘われて、嫌々行ったイベントだったが、ステージ上のシュンの美声に一発で虜になった。
それからなんどもライヴに行き、打ち上げにも参加し、シュンとの距離を縮めて…結ばれた…。
それなのにやたらと校則が厳しく、まるで『お嬢様養成学校』といった感じ。
家から近くなけりゃこんな高校には入りたくはなかったとユメはいつもぼやいていた。
教室に着くと、ちょうど朝のHRが始まるところだった。
「進路希望調査書をだしなさぁい!」
担任が吠えていた。
周りがみんな提出していく中、ユメは出さなかった。
なぜなら、進路なんて決まってなかった。やりたい事も特になかった。
成績は…悪くはない!かと言ってよくもない…以前、担任は
「頑張れば大学に行けない事もないな。」
などと無責任なことを言っていた…
「大学かぁ…」
正直、興味はなかった。
『大学の4年間でやりたい事を見つけるのもあり』
などと言う人もいるようだが、どうも共感できなかった。
そんな事よりも今、ユメはシュンを中心に廻っていた…
シュンとの出会いは昨年の春のライヴイベント。
友達に誘われて、嫌々行ったイベントだったが、ステージ上のシュンの美声に一発で虜になった。
それからなんどもライヴに行き、打ち上げにも参加し、シュンとの距離を縮めて…結ばれた…。