私はその後も努力した。
全てはあの人に振り向いてもらうため。
私はこのときになってようやく親友の実花にあの人のことを話した。
「あのね、私好きな人いるんだ・・・・・」
こういうときは可愛い実花に相談して可愛くなる方法を教えてもらおうと思った。
実花は
「え・・・・・・・・だれ・・・・・?」
と言っていて、めっちゃ動揺していたように感じた。
「年上なんだ。」
「え?マジで!?!?いつの間に・・・・」
「うん。去年から好きなんだ。」
「あ!もしかして最近変わったのも好きな人が出来たから?」
「そうだよ。好きな人に振り向いてもらいたいと思って変わったんだ。」
「そうだったんだ・・・・」
「うん。」
「で、その好きな人って誰?」
「滝川涼」
「え・・・?」

