ある時、この地球(ホシ)に
2つの命(ヒカリ)が舞い降りた。
その方、『天使』、『堕天使』。
2つの命(ヒカリ)は
幾年も、幾千年も反発し合う。
ある時、堕天使は言った。
「天使も争うのなら、
お前も堕天使だ。」
刹那、天使の矢が空を切り、
標的を捉え、帰り血が 天使の
体に付く。
「ソウ…俺ハ 堕天使。」
天使…否、
"堕天使"は言った。
自らの"天使"という体を棄て、
自らの体で、この
終わり無き戦に終止符を打った。
血が付けば、"堕天使"になると
知っていながら。
また 幾千年経ち、
新たな命(ヒカリ)が舞い降りた。
その方、『天使』
天使は言う。
「堕天使など、必要無い。」
"堕天使"は言う。
「サァ、終ワリ無キ戦ノ始マリダ…!」
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