「祈璃、落ち着きましたか?」
みんなで落ち着いてまったりティータイム。
あぁ、なんて心落ち着く時間なのだろう。
ゆっくりと、甘い甘い紅茶を口に運び、そんな空気にまったりと身をゆだね、
ちょうど私のカップが空になって一息ついたところで、朔夜が穏やかに口を開いた。
祈璃くんを怒らせること、約10分前。
祈璃くんの機嫌直ったかな…
ミルクティーの甘い香りが漂う中、ちらりと祈璃くんを見やると…
さっきまで怒っていた祈璃くんは、
「…うん」
ミルクティーに夢中なのか、どこか心ここにあらずな感じで頷いた。
返事は返しても、その目は決してカップから離れなくて。
あぁ、そんなにミルクティーが好きかい。
おかしいな。
私に怒ってたはずなのに…
おーい。
私のこと見えてますかー?
なぜか私を忘れてしまったかのように紅茶を一生懸命飲む祈璃くん。
可愛いよ。
両手でカップ持って飲んでる姿とかさ、超可愛いとも。
でも…
怒られるのはイヤだけど、忘れられるのも寂しいよ!!
「祈璃くーん…」
呼んでみても、
「……」
祈璃くんはミルクティーに必死。
おもわずテーブルに突っ伏す私に、朔夜が困ったように微笑んだ。
「すみません。 祈璃は甘いもの大好きで…。 多少まわりが見えなくなってしまうようですね」
「そりゃ筋金入りですね」
どんだけっすか。
女子より女子やな。


