【短】180度のラブバトルⅢ -身長編-

しかし私の手が赤間の手にちょっとだけ触れた瞬間……その手が一気に私の脇の下に移動。


「えっ!?……アワッ!?」


凄い勢いで持ち上げられて、ストンと床に降ろされた。


そしてそのまま、グルンと後ろを向かされる。


目の前には当然赤間がいるのだけど…いつもと雰囲気が違う。


いつもおちゃらけててポワポワしたオーラを放ってるのに、なんか…怒ってる?


「―――何ソレ」


頭上から降ってきた低い声に、私の体は強張った。


え……何?


どうしてコイツ、いきなり怒ってんの……?


私、なんか悪い事言っちゃった?