突然、開かれた扉。
『きゃあっ?!』
「うわぁっ!!」
開けた犯人、莉玖。

今の私、小花柄のワンピースを手にしたピンクとレースの下着姿。
『莉玖?!変態!』
「・・・。」
いつもなら、わわわ悪かった!!!とか言ってくるのに、今日に限って無言。
いきなりで驚いただけで、別に裸を見られても恥ずかし・・・・・いよ!!
恥ずかしいに決まってんじゃン!!
と慌ててワンピースに片足を入れる。
とそこまで考えて。
そうだ!バスルームで着替えればいいじゃん、と思いなおす。
ワンピースから足を引き抜き、見えないくらいの速さ(多分)でバスルームに駆け込み鍵をかけた。


それから。
プライベートルームに戻ると、ソファに腰掛けた、莉玖。

『莉玖?』
「・・・。」
私の声に顔を上げる、莉玖。
ワンピースに、デニム生地のベスト。
いたって普通の恰好だ。
「それで、外に出るの?」
莉玖の声は、何時に無く低い。
『え?うん。久し振りに、外で食事しましょ?』
「・・・。ダメ。」
『どうして・・・?!・・・んぅ。』
突然、口がふさがられた。
始めから、口内に舌が入ってくる。
歯列をなぞられ、舌を絡められ、下唇を吸われ、隅々まで犯してくるその舌に翻弄され続ける。