チャララ～♪


『ン～？誰？』
鞄の中に入れてあったピンク色のケータイを引っ張り出す。
《　莉玖さまから、新着メールが、一件入っています。　》

変身早いなぁ～、とか思いながら、開く。



『フフッ。素直じゃないの～。』
ピッと、あるボタンを押す。

《　俺も、好きだとか言わないからな。　》

《　一件　再生終了しました　》
「のろけですか？聞きたくないんですけど。」
『聞いて頂戴よ～。莉玖からのツンデレメールなんて中々無いのよ？』
「社長、仕事しましょうよ。」
『この砂漠を無事に抜け出してからね。』
「はぁ～。」
『いいじゃない！スリル満点でしょ？』
「社長のお馬鹿さには呆れます。というか、何で電波が届くんですか？」
『企業秘密。』
「おいコラ、企業秘密だったら俺も知ってんだよ。」

お口が悪いですよぉ～？って言ったら、殴られた。
全く、社長秘書君は手が出るのが早いよ。



「それで？なんて送ったらそんなメールが帰ってくるんですか？」
『ふふっ。聞きたい？』

いや、遠慮し解きます。なんて声聞こえな～い♪






『実はね・・・