「生きる」ということ

キーンコーンカーコン_____

チャイムが鳴って、はっと我に返る。
プラス思考プラス思考と自分に言い聞かせた。
すると、次第にみんなの声が聞こえてきた。
ガラガラと今にも壊れそうなドアの音がして、
「文!」、「宮根じゃん。」と次々声をかけてくれる子がいた。
そして、美恵は相変わらず・・・。
「もお!遅刻なんて聞いてないよ?!」と怒ってきた。
「ごめんごめん。」とまあまあと美恵の顔の前に両手を上げた。
「そもそも、なんで体育来なかったの?具合でも悪いの?」と怒っていたのが嘘のように心配してくれた。
「え。ああ、だってめんどくさかったし!」と言い訳をあわてて探した。
本当はこんな嘘付きたくないんだけどね。
「そうなの?まあ、気持ちはわからんでもないけど!」としょうがないように美恵は制服を取りに行った。