そうこうしてるうちに、

仙堂部長本人が現れた。

仙堂部長の登場に、

一同の視線がそちらに集中。

「何やってるですか？

私を見つめてる暇があったら、

仕事をしてください」


・・・が、

仙堂の言葉を無視するように、

視線はそらされることはない。

仙堂部長は、思い出したように、

笑い出した。



「君たち、あのメールを信じてるんだな？」

その言葉に、

部署内が騒然とした。


「あれは全くの誤報ですから、

気にしなくて結構ですよ」


お？

ちゃんと誤解を解いてくれてる・・・

思ったより、

いい人かも・・・