・・・

スープも飲み終わり、

コップを流しに持って行った。

・・・

ホントに少し、元気が出た気がする。

・・・

もう一度ベッドに潜り込んだ私の元に、

用事を済ませた俊が来た。

「ちゃんと飲めた?」


「はい、凄くおいしかったです。」

・・・

俊は私を抱きしめた。

「食事もとらないなんて・・・

会社でなにかあった?」


「・・・何も」


「夫に隠し事?」


「隠し事なんてそんな・・・?!」


否定する私の体を、

ベッドに押し倒した。

「不安な事は、

何でも相談しろよ?

オレは誰よりも、

愛奈を一番に考えてるんだから?」