「ここの取引先は、この先重要な所だ。

私も一緒に行った方が、何かと都合がいい。

それに、女だと、あっちもなめてかかるから、

竹内さんが心配だ」


この言葉の時だけは、

優しい顔をしていた。


「…本当に、申し訳ありません。

よろしくお願いします」


私は、仙堂部長に頭を下げた。


・・・

そして向かった取引先。

・・・

流石は部長だけある・・・

取引先の担当者は、

快く、謝罪と訂正に応じてくれた。

・・・

終わったのは午後1時。

・・・

取引先の会社を出て気が抜けたのか、

お腹が鳴った・・・

真っ赤になる私・・・