「外国で、

何かと不便だと思うが、

一緒に行ってくれる?」


「・・・」


「・・・愛奈?」



「私は、」


「・・ん?・」

「一緒に行ってもいいんですか?」


「当たり前だろ?

オレの大事な妻なんだから」


私は思わず抱きついた。

・・・

社長や麗さんがいるのも忘れて。

「行きます、行きます!

俊とはもう離れません!!」


私を見た社長や麗さんは

クスクスと笑ってる。

「愛奈…

みんな笑ってる」