無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~

突然名前を呼ばれて、

ビクッとなった私・・・

振り返ると、

何やらさっきの秘書さんに

何かを告げて、

俊だけが、私の方に歩み寄った。


「…何でしょうか?」

「ちょっと聞きたいことがあって」

「・・・はぁ」

・・・?!

俊に気付かれないように、

またしても睨まれた私。

一体なんなんだあの人は・・・

顔が引きつる私の腕を、

俊はグイッと引っ張って、

使われていない部屋に連れ込まれた。

・・・

ドアを閉めて、

ようやく腕を離した俊。

「何ですか?

仕事中じゃないんですか?」


私の質問を無視して、

ギュッと私を抱きしめた。