「2年だ」

「・・・え?」


「2年以内に仕事にけりをつけてくる。

2年目の愛奈の誕生日、

出会ったの公園で、

愛奈を待ってる・・・」


・・・

私たちが出会った場所?

・・・

「…なぜ、そこなの?」

私の質問に、

微笑んだ俊。


「あそこからまた、

始めようと思ってね・・・」


・・・

私はクスッと笑った。

・・・

この話をはじめて、

やっと笑顔になれた気がした。


「わかりました。

…2年ですよ。

2年だけしか待っててあげませんからね?」