「…ホントに?」


「そんなこと、

ウソついてどうする?」


「・・・じゃあ、

やっぱり夢かな・・・」


「やっぱり寝てたんだろ」



「・・・あ」


笑ってごまかす愛奈の手を引いて、

オレは歩き出した。


・・・

『頭を撫でた。』


それは、

もしかしたら・・・

夢じゃなく現実・・・

撫でたのは・・・


・・・・横田?

・・・

嫌な予感がした。