「もう、俊!」

真っ赤になりながら、

俊の胸元を軽く叩く。

・・・

俊はクスッと笑って・・・


「オレがここに来てから、

ずっと愛奈を秘書にしたかった。

その夢が叶った・・・

今だけ、こうしてて・・・」

抱きしめつつ、

耳元で囁いた俊・・・


私は俊の虜らしい・・・

そんな言葉が、

嫌なはずがない・・・

私だって、

俊と一緒に仕事をしていたかった。

1分・1秒でも、

俊の傍にいたいと、

どこにいても思ってしまう・・・

・・・

もう少しだけ・・・

俊を見上げると、

深いキスが降ってきた・・・