無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~

一瞬驚いた横田さん。

でも次の瞬間、

大きな声で笑い出した。

…もう、ヤダ。

真っ赤な顔をしながら、

箱の中に散らばったものを拾い入れる。

・・・

横田さんは笑いながら、

同じく片づけるのを手伝ってくれる。

「…いつまで笑ってるんですか?」

「ごめん、ごめん…

竹内さんてそそっかしいんだね?」

そう言いながら、

まだ笑ってるし・・・


・・・

やっと全部拾った私たちは、

やっと中に入った。


「竹内さんのデスクはあそこね」

「はい」

指示されたところに、

荷物を置いた。

「前の秘書は有能だったんだな」

「・・・え?」