そんな私を見た愛奈さんは、

自分の仕事そっちのけで、

必死に探してくれて・・・


顔がほこりまみれになるまで・・・


見つかったときは、

本当に嬉しそうで、

『よかったですね』

それだけ言った愛奈さんは、

すぐに自分の持ち場へ、

帰ってしまった。

・・・

その時は、

名前も知らず、

分かったときは、

大好きな人の奥さんだってことも、

同時にわかった。

・・・

なんて、

残酷な事だろう・・・

全く見ず知らずの他人なら、

略奪だろうが、その人を傷つけようが、

好きなことできた。