バカ、大好き!!【完】




あたしはその居心地の悪い教室を早く出たかった。



「へ、へぇ〜。よかったじゃん!おめでとう」



耐えろ。耐えろ、自分。



こんぐらいで泣いてどうすんだ。



「………何で…泣いてんの?」



心配そうに勇輝が言ってきた。