私が恋した相手、“白石啓”は後輩の英語の先生だ。 つまり、私とは何の関係もない。
しいてあげるなら、彼は男バスの顧問だということ。私は一応女バスに所属しているから割り当てが同じ日には会うことができる。でも、他に接点は無い。だから、毎日必死に用をつくっては職員室に行ったり、下の階におりていったりして居る。多分、私が彼に恋をしてることは担任も気がついていると思う。でも、どうだっていい。彼がこの学校にいるのはあと半年だから。