「え?あ、だめだめ!クラスの子といたから。バレちゃうよ!いまから急いで帰るね」 『…気を付けろよ』 「うん。ありがとう!」 電話を切った。 侑にいが優しい。 ヤバい惚れ直しちゃう。 やっぱり私、ヤバいよね…。 お店の中に戻った。 「あ、おかえりー!」 「ごめん、もう帰ならきゃ」 「もうこんな時間だもんね…あ、電話って…?」 かなえがニヤリと笑って私を見てきた。 …バレてるね。