泣き止んでから、さっき侑都が持って帰ってきたパンフレットを見ていた。 「どんな式にしようか?」 卒業式の日プロポーズしなおすと言った侑都。 だけど、式の段取りとかは決めるんだって。 「式…あげてくれるの?」 私としては普通だと思う質問をした。 だって、私が払えるわけないんだし。 だけど、侑都は優しく笑った。 「当たり前だろ?結菜のウェディングドレス姿見たいしな!」 「…侑都」 …私は幸せ者かもしれない。