「…なぁ結菜。卒業式の日…もう一度プロポーズしなおそうと思ってる。」 「…」 「…本当に結婚してくれんのか?」 「…」 「…結菜?」 侑都はうつ向いてる私の顔を覗いてきた。 「ふっ。なに泣いてんだよ!」 「だっ…て、…本当に?…ほんと、に?」 「あぁ」 「侑都っ」 私は泣きながら侑都に抱きついた。 「ははっ。結菜は泣き虫だな!」 侑都…侑都。 侑都は泣いている私をあやすかのように、優しく抱き締めていてくれた。