「…ごめん」 侑都の声が少し優しくなった。 「うぅぅっ…」 涙が止めどなく溢れてくる。 「…頼むから心配だけはかけんなよ。家も携帯も連絡つかないし…」 私、電源切っちゃったんだ。 嫌だったから。 「…侑都が仕事って言うから…。クリスマスなのに…記念日なのに…。」 分かってる。 「それは謝ろうと思ってた。ごめん。竹田先生がインフルかかったらしくて…って言い訳か…」 分かってる。 分かってるの。