5時間目、俺は空きだったから図書室のお気に入りの場所で眠っていた。


そして声が聞こえてきて、目が覚めたんだ。


あ、もう5時間目終わって放課後なのか?


だんだん頭が冴えてくると、喋り声がしっかりと耳に届いてきた。


どうやら、告白現場らしい。


俺はどうすることもできず、盗み聞きする形になってしまった。


『俺が好きなのはお前』


そんな声が聞こえた。
しかも声的に、相手は結菜だって分かった。