「あ、って名前出したらまずいね…。あの人もさ結菜のことを好きだと、アタシは思うよ?」 「えっ…ないないない。」 あるわけないよ。 あの侑にいがだよ? 私を好き? ないないない。絶対ない。 「そんなムキにならなくても…。ま、返事を待つか…催促するのね!」 「うーん…」 侑にいの気持ちなんか、侑にい以外の私たちに分かるはずもなく。 語り合っていたら、担任が入ってきたため、席についた。