俺は結菜を見つめていると、口を開いた。 『…私、侑にいが好き』 『…ぇ?』 『…好き…だから。じゃ、先家に入ってるね!』 言うだけ言うと、逃げるかのように、車のドアを開け出て閉め、玄関まで走っていった。 しばらく俺は固まっていた。 現実だと理解するのに時間かかった。 てか、今思ってみれば俺がキスしちゃったんだよな。 なにしてんだか…。