「…私、侑にいが好き」 「…ぇ?」 「…好き…だから。じゃ、先家に入ってるね!」 言うだけ言うと、逃げるかのように、車のドアを開け出て閉め、玄関まで走った。 震えているてで鍵を開け、部屋へ駆け込んだ。 数分して侑にいが自室に入る音が聞こえた。 …私、言っちゃった。 『…私、侑にいが好き』 言ったことを実感すると共に、後悔が込み上げてきた。