- 最愛 -





南高の男の子も
ずっとバス通学ならいいのに。

なんて考えていたら
幼なじみの隆太(リュウタ)がやってきた。

「おい、美夏~。
今日家に行くから」

「えっなんで?」

「両親がいないんだよね」

短髪 黒髪 長身
これが似合う男。隆太。

わたしとは生まれたときから
ほとんど共に過ごしてきた。

家が近く両親も仲がいい。
恋愛に発展しそうに聞こえそうだけど
まったくもってそうゆうのはない。

隆太には中学から
付き合っている子がいるのだ。

よく3人で遊んだりもする。